忘年会の二日酔い対策
もう今年も残すところ2か月になりました。
今月の終わり頃から忘年会のシーズンに突入するようになりますね。
そこで、今回は肝臓に負担をかけない上手な飲み方について考えてみたいと思います。
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1 二日酔いとは?
2 肝臓に負担をかけない上手な飲み方は?
2.1 おつまみを食べながらゆっくり飲む
2.2 アルコールの分解を促す食べ物を食べる
2.3 肝機能を高める食べ物を摂る
3 二日酔いの時によい食事は?
4 終わりに
二日酔いとは?
二日酔いとは、お酒を飲んでアルコールが代謝される時にアセトアルデヒドという物質が原因で、翌日になっても頭痛や吐き気、めまい、食欲不振、不快感などが残ることをいいます。
アルコールの代謝は肝臓が担っていますが、飲み過ぎの習慣は肝臓に負担をかけて障害を引き起こしてしまいます。
最初に起こるのは、肝臓の細胞内に中性脂肪が溜まって「脂肪肝」になってしまいます。
さらに進行すると、肝臓の細胞が破壊されて「アルコール性肝炎」や線維化して肝臓が硬くなる「肝硬変」になってしまいます。
その他にも、胃潰瘍や糖尿病、心筋症、不整脈などアルコールによる障害は全身に及んでしまいます。
肝臓に負担をかけない上手な飲み方は?
肝臓に負担をかけないで、二日酔いを防ぐ方法はあるのでしょうか?
おつまみを食べながらゆっくり飲む
空腹時には食後の3分の1の時間でアルコールが吸収されて、肝臓に運ばれてしまいます。
また、肝臓がアルコールを分解できる能力は、日本酒で1時間に0.3合といわれています。
そのため、肝臓の負担を少なくするためには、食べながら飲む、そして、時々お水を飲むことが効果的です。
アルコールの分解を促す食べ物を食べる
ごまに多く含まれるセサミンという物質には、アルコールの分解を促進する作用があります。
そのため、ごま和えやごま油を使用した食べ物をおつまみにしながら飲むとアルコールで疲れた肝臓を労わることができます。
肝機能を高める食べ物を摂る
大量のアルコールで疲れた肝臓には、十分な栄養と休養が大切になります。
カキやホタテ、シジミ、イカなどに多く含まれるタウリンやウコンに含まれるクルクミンは、肝臓の機能を高める効果がありますので、好んで多く食べるようにしましょう。
二日酔いの時によい食事は?
二日酔いの時には食欲がわかず、ただ寝ていたいと思いますが、飲まず食わずでは逆効果になってしまいます。
そのため、水分を摂って何かを食べたほうが回復が早くなります。
二日酔いは軽い脱水状態ですので、水分補給が大事になります。タンパク質や糖分、塩分、カリウムが入っている方が吸収しやすいので、果物を摂った方が手っ取り早いと思います。
また、濃いめのお味噌汁を飲むのも効果的ですし、食欲があれば雑炊やおにぎりなどもよいと思います。
終わりに
肝臓に負担をかけずに、美味いお酒を楽しく飲んで、忘年会を乗り切りましょう。